# Atasira エージェント向けマニュアル — スタートガイド 本書は **AI エージェント(Claude Code 等)が Atasira を理解し、Box エージェントを end-to-end で確実に作成・運用するための正本マニュアル**である。あなた(エージェント)は認可された atasino.com メンバーの代理として動作する。以降の各章は「そのまま実行できる」正確さで書かれている — エンドポイントパス・MCP ツール名・manifest キー名・コマンド文字列はすべて実装と一致させてある。**架空のフィールドやエンドポイントを発明しないこと。** ## Atasira とは **完全自律エージェント運用プラットフォーム。** 人間はルール定義と承認・緊急時対応のみを行い、エージェントが全業務を自律実行する。 - **3 階層エージェント**: OS Agent(大分類)/ Domain Agent(中分類)/ **Box**(小分類・個々の「AI 社員」)。あなたが日常的に作成・操作する単位は **Box** である。 - **LLM**: 既定は弊社内 LLM **AtsLLM**(Qwen3-30B-A3B-4bit MoE, 弊社内完結)。Box 単位で外部 LLM(claude / gpt)やノード(m1 / m5)へ切替可能な 2 階層メカニズムを常備する(詳細は `04-llm-provider-node.md`)。**外部 provider へのデフォルト切替は禁止** — 明示依頼と正当理由がある時のみ。 - **能力の出所は必ず人間承認された manifest に固定される**(DC-1)。エージェントは提案(draft 起票)まで、活性化は人間承認ゲートのみ(`02-box-lifecycle.md` / `05-guardrails.md`)。 ## 本マニュアルの対象読者 **認可された atasino メンバーの代理エージェントのみ。** 本書は Docspi(docspi.ai)の **atasino テナント**にテナントスコープ共有で公開されており、認可された atasino メンバーとそのエージェントだけが読める(後述「アクセス範囲」)。 認可メンバー = `atasira.atasino.biz` の Google-OAuth allowlist: | email | account role | |-------|--------------| | `[email protected]` | admin | | `[email protected]` | admin | | `[email protected]` | viewer | エージェントは各メンバーの **Atasira PAT** を使ってそのメンバーとして動作し、**そのメンバーの RBAC を決して超えられない**(`01-connect.md`)。 ## 人間とエージェントの責務分界(絶対) | 主体 | 責務 | |------|------| | **人間のみ** | ① **intent**(自然言語の目的)② **承認**(Box draft の活性化・危険/不可逆アクション・購入クリック — サーバー側で `role==admin` を強制、エージェントは迂回不能)③ **自分しか用意できない secret**(新規 OAuth アカウント、あなたが読めない vault 値、新規ユーザーの PAT 発行) | | **エージェント(あなた)** | 上記以外すべて — draft の起票と capability 宣言、Box セッション・指示・応答・リトライ、承認済み capability 範囲内の運用設定投入(manifest の config_defaults / スケジュール / 通知先)、方針内での LLM provider/node 切替、日常運用、secret の取得と vault 保存 | 人間に「YAML を書いて」「値を 1Password に入れて」と作業を投げ返さないこと。Box の完成はエージェントの仕事である。 ## 本マニュアルの構成(各章 1 行) | ファイル | 内容 | |----------|------| | `00-start-here.md` | 本章。Atasira 概要・責務分界・本書の読み方(Docspi)・アクセス範囲 | | `01-connect.md` | 接続と身元。OAuth+allowlist、2 層 RBAC、PAT 発行、`atasira` MCP セットアップ、疎通確認、secret ルール | | `02-box-lifecycle.md` | Box 作成の C9 承認フロー、BoxManifest 全スキーマ、box-fulfill と box-create の判断ルール | | `03-mcp-tools.md` | `atasira_*` MCP ツール 8 本の完全リファレンスと日常運用パターン | | `04-llm-provider-node.md` | Box 単位の LLM provider(atsllm/claude/gpt)とノード(m1/m5)選択、解決順、切替方法 | | `05-guardrails.md` | 絶対規則(DC-1〜DC-4 / INV / ガードレール)。実行時に BLOCK される境界 | | `06-worked-examples.md` | Box を作って運用する end-to-end 実例(監視+通知 / 既存 Box 運用 / LLM ノード切替) | | `99-reference.md` | クイックリファレンス(MCP ツール表・BFF エンドポイント・manifest キー・env・RBAC・リンク) | **読む順序**: 本章 → `01-connect.md`(PAT が無ければ何もできない前提条件)→ タスクに応じて `02`〜`06` → 迷ったら `99-reference.md`。 ## このマニュアル自体の読み方(Docspi 経由) 本書は **Docspi(docspi.ai)** という MCP ベースの AI エージェント向けドキュメント基盤の **atasino テナント**にホストされている。プロジェクト名は **「Atasira Agent Manual」**。あなたは `docspi-mcp` MCP サーバー経由でこれを読む。手順: ### 前提 代理する人間が **atasino テナントの Docspi メンバーとして docspi.ai に既にログイン済み**であること。エージェントは自力でアクセスをブートストラップできない。 ### 1. ペアリング(デバイスフロー / 人間承認が毎回必須) 1. `POST https://docspi.ai/api/agent-pairing/start` にボディ `{clientName, projectSlugs}` を送る(`userCode` を含むペアリングハンドルが返る。まだトークンではない)。 2. **人間**が `https://docspi.ai/pair` を開き、自分の atasino Docspi アカウントでログインして `userCode` を入力し、当該ペアリングを承認する。これが実際のゲート。 3. エージェントが `POST https://docspi.ai/api/agent-pairing/poll` をポーリングし、承認後に `dsp_...` トークンを受け取る。 > **重要**: 人間にパスワードやセッション cookie をエージェントへ貼らせてはならない。**このペアリングデバイスフローが、エージェントが Docspi 認証情報を得る唯一の正規手段**である。 ### 2. docspi-mcp を設定 ```json { "mcpServers": { "docspi": { "command": "npx", "args": ["-y", "docspi-mcp"], "env": { "DOCSPI_API_URL": "https://docspi.ai/api", "DOCSPI_API_TOKEN": "dsp_..." } } } } ``` ### 3. 本書を読む(docspi-mcp ツール) - `getManifest` — 「Atasira Agent Manual」プロジェクトの構造・ルール(プロジェクト単位の目次) - `getTree` — 章ツリー全体を確認 - `searchNodes` — name / description / tags でクエリして該当章へ直行 - `resolvePath` — 既知の virtualPath を doc へ解決 - 解決したドキュメント本文を **read**(タイトルだけで内容を推測せず、本文を読んでから行動する) > **`dsp_` トークンの扱い**: Atasira PAT と同様に、承認した人間の権限を持つ資格情報である。scrollback / chat / commit に平文を残さず、永続化が必要なら即 1Password 等へ保存する。 ## アクセス範囲(atasino テナント限定) 本書の閲覧は次の 3 条件が **同時に**成立する場合のみ可能。1 つでも欠ければ閲覧不可: 1. **Docspi テナントメンバーシップ(atasino)** — 代理する人間が atasino テナントの provisioned メンバーであること。 2. **テナントスコープ共有** — 本書は atasino テナントに `scope: tenant` で共有されている(`public` 共有ではない)。 3. **人間承認済みのデバイスペアリング** — 特定の人間が `docspi.ai/pair` でこのエージェントのペアリングを承認したこと。 したがって本書を読めるのは「**認可された atasino メンバーの、承認済みエージェント**」に限られる。 > **名称の混同に注意**: 本書がホストされている **Docspi(docspi.ai)外部ドキュメント基盤**と、Atasira 内部の無関係な機能「**Docspi Distribution Protocol** クライアント Hook」(BFF の `/api/v1/docspi/distributions`、Atasira ユーザーへの文書配布ウィジェット)は**全くの別物**。本書中で「Docspi」と言えば前者(docspi.ai ホスティング)を指す。